『核拡散防止条約(NPT)再検討会議』の第3回準備委員会が、
国連本部・ニューヨークで、開催されました。
■動画 核拡散防止条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会
https://webtv.un.org/en/asset/k1h/k1hse9op1q
*金本弘さん(日本被団協)のスピーチ NGO1 (動画の2:20〜)
通訳は、「核なき世界へのマンハッタンプロジェクト」(NGO)の共同創始者のおひとり、井上まりさん(ニューヨーク州弁護士)です。
*サハラさん(福島県出身)のスピーチNGO7 (動画の36:33〜)
「核なき世界へのマンハッタンプロジェクト」のステートメントが読み上げられました。大変力強いスピーチで、「ALPS処理汚染水差止裁判」や「311子ども甲状腺がん裁判」に連帯する思いも述べてくださいました。
サハラさんは、放射能汚染水海洋投棄 の中止を求めるバナーのハンカチを机に飾り、海洋投棄への抗議と私たちへの連帯を示してくださいました。
このステートメントの賛同団体に『これ以上海を汚すな!市民会議』も加わりました。
情報の拡散にご協力ください。
*原水協、広島市長、長崎市長、韓国の団体の代表のスピーチもありました。
井上さん、サハラさん、非常に大切なお働きを担ってくださり、ありがとうございます。
「核なき世界へのマンハッタンプロジェクト」の皆さんと共に核の無い社会を実現するうねりを作っていきたいと思います。
■スピーチの全文(英語)
■スピーチの日本語訳
〇20250501 毎日新聞「無期限に進展ない議論を続けるのか」 NPT準備委で被爆者演説
https://news.yahoo.co.jp/.../4caa7c02fe3af377a562ea01f346...
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第3 回核不拡散条約(NPT)準備委員会での
「核のない世界のためのマンハッタン・プロジェクト」による声明 (日本語訳)
議⻑、ありがとうございます。
以下の声明は、世界各地の121 の団体によって賛同されました。
私たちは、福島第⼀原発事故が始まってから1 年を迎える2012 年に結成されたボラン
ティア主導の団体です。私たちの使命は、核兵器と原⼦⼒エネルギーを世界に解き放っ
たマンハッタン計画の受け⼊れがたい成果を取り消すことです。核被災地の⼈々の権利
を核植⺠地主義と核帝国主義によって引き起こされる継続的な悪影響から守るために、
私たちは⼈権を尊重する施策を推進しています。
2011 年3 ⽉、⽇本で原⼦⼒緊急事態宣⾔が発令されました。あれから14 年が経ちま
したが、緊急事態宣⾔は今も継続中です。何万⼈もの⼈々が未だに避難を余儀なくされ
ています。福島では、何百⼈もの⼦どもたちが甲状腺がんと診断されています。特に、
災害前の⽇本の年間⼩児甲状腺がんの症例数が100 万⼈あたり1 ⼈か2 ⼈だったこと
を考えると、この数字は⾮常に憂慮すべきものです。
私たちは、事故を起こした東京電⼒の福島第⼀原⼦⼒発電所からの130 万トンのいわ
ゆる「処理済み」でありながら放射性廃⽔が太平洋に投棄されていることを強く⾮難し
ます。海洋放出は2023 年8 ⽉に始まり、30 年以上続く予定です。廃⽔には、プルトニ
ウム239、ストロンチウム90、セシウム137、ヨウ素129 など、東京電⼒の機能不全に
陥る除去設備では、完全に除去できない数⼗の放射性同位元素が含まれています。この
設備では、トリチウムと炭素14 を全く除去できません。敷地内に溜まった放射性廃⽔
は、損傷した原⼦炉の⾼レベルの放射能で汚染された溶融炉⼼の冷却⽔や、汚染された
地下⽔や⾬⽔を含むので、放射性レベルが⾼いのです。
(続きは、上記の和訳をご覧ください)