2025年2月4日火曜日

汚染水の海洋投棄に反対するスタンディング(2024.9~2025.1)

                                                                          いわき市

                        フランス

全国各地・海外で行われている汚染水海洋投棄反対のスタンディング

(2024.9~2025.1)の様子です。

いただいた写真を動画にしました→ https://youtu.be/HWItgU5dFaY 

 

国内外の反対の声を押し切り、2023年8月24日、政府はALPS処理汚染水の海洋投棄を強行しました。

海は全てのいのちの源です。人間の都合で放射性物質を投棄してはいけないのです。まして、海の生き物は声を上げることはできません。

反対の声を上げられるのは私たち人間だけ!

今年も地域や国を越えて私たちはつながり、ALPS処理汚染水投棄の中止を求めるアピールをしましょう。



■放射能汚染水放出に反対する北区の会のみなさんから、

偶然通りかかったアーサー・ビナードさんが発言された動画を送っていただきました。

原発の実態を証言されています。

https://www.youtube.com/watch?v=ArRroTOKxIM

(発言 25分30秒~35分)

(Live!通りすがりのアーサー・ビナードさん 発言◆王子駅前街宣◆放射能汚染水の放出に反対する北区の会/STOP改憲・北区の会@JR王子駅前 2025/01/12)

2025年1月29日水曜日

 

       <復興と言われてしまえば本当の心を言葉にできない空気>。
        その「空気」にあらがう三原さん


『汽船ゆく大海原に「処理水」と人の名付けし水放つらし

           (歌集「土地に呼ばれる」より)』

 読売新聞記事 の紹介 ←こちらから読めます

 

海渡雄一弁護士が、浪江町出身の歌人三原由起子さんが取り上げられた、読売新聞の記事について書いています。

コメントごとシェアします。

汽船ゆく大海原に「処理水」と人の名付けし水放つらし

(三原由起子さんの歌集「土地に呼ばれる」より)

 三原さんのアルプス処理汚染水の海洋投棄について詠まれた和歌が、読売新聞の福島版に取り上げられました。

 この、海洋投棄に対する違和感を持っている人は、読売新聞の読者にもおられるだろうと思います。その違和感すら口にできない状況を、読売新聞が、こんな素晴らしい記事とともに伝えてくれたことは、素晴らしいことだと思います。

 放射性物質への恐怖、アルプス処理汚染水の海洋投棄への違和感を表明しただけで、風評加害者呼ばわりされる風潮のなかで、このような記事は、とても貴重で、その素材を提供してくださった三原さんに感謝するとともに、この記事を書いてくれた記者さんの柔らかい感性に、感銘を受けました。

2025年1月28日火曜日

第4回 ALPS処理汚染水差止訴訟期日の報告

 2025年1月21日に、第4回口頭弁論期日が開かれました。



この日は1名の原告と2名の原告側代理人弁護士が意見陳述を行いました。


長年有機農業を営んできた原告の魚住さんからは、自然は循環の中にあり、原発事故の際の直接の汚染に苦しんだ上に、海洋投棄されたトリチウムが水蒸気となって陸地に雨とともに降り注ぐ恐れについてなどが陳述されました。


弁護団からは、国際条約に抵触するすることや、太平洋島しょ国からの声についてや、放射性物質が健康に与える影響などの陳述がされました。


次回口頭弁論期日が、裁判所の都合により変更となりました。第5回口頭弁論は6月20日(金)14:15開廷です。


4月26日には、東京の日比谷コンベンションホールで集会と、その後にパレード行進を行います。


今年もALPS処理汚染水差止訴訟にご注目ください!


報告会動画などはこちらからご覧ください

提出書面・プレゼンはこちら




2024年12月6日金曜日

2025年1月21日  汚染水差し止め訴訟 第4回期日の お知らせ

 


第4回口頭弁論期日の当日行動予定(変更になる場合があります。)

2025年1月21日(火)福島地裁 14:15開廷

■13:20頃~ 傍聴整理券配布時刻見込み(1週間前頃に裁判所HPに掲載されま■14:15   *開廷(傍聴抽選に外れた方は、裁判並行集会にご参加ください)
 *裁判並行集会開会 ラコパふくしま5階 会議室AB
               (福島市仲間町4-8 東北ろうきんビル内)

 ■閉廷後   *裁判報告会・記者会見 ラコパふくしま5階会議室AB
         @閉廷時間ー未定

いわき教育会館(内郷御厩町3丁目)発着のバスを出します。
乗車ご希望の方はお電話にてご予約ください。
080-1810-0369(鈴木)
090-7797-4673(丹治)

◆第5回口頭弁論期日
2025年6月17日(火)福島地裁 14:15開廷

2024年10月24日木曜日

ALPS処理汚染水差止訴訟 第3回口頭弁論の報告

 


 2023年8月24日に開始されたALPS処理汚染水の海洋投棄を受け、漁業者や一般市民らが原告となり、国と東電に対し差止訴訟を起こしています。

2024年10月1日に第3回口頭弁論が福島地方裁判所にて開かれました。

福島地裁前で、原告や弁護団によるアピール行動を行い、14:15から開廷しました。

閉廷後には福島市市民会館で、裁判報告会・記者会見が開かれました。

下記から録画がご覧いただけます。

★福島地裁前集会と裁判報告会の録画★

(福島・発チャンネル)https://www.youtube.com/@user-iy6wx6hr9c



2024年9月19日木曜日

『9・16 さようなら原発全国集会』でスピーチ

 


メッセージ>

               これ以上海を汚すな!市民会議 共同代表 織田千代


皆さまこんにちは、私は、福島県の太平洋側にあるいわき市から参りました、これ以上海を汚すな!市民会議(これ海)の織田千代と申します。

 福島原発事故に由来する「処理汚染水」が、海洋に放出され、今年の8月ですでに1年が経ち、今は8回目の海洋放出が行われてしまっています。

 本当に多くの反対を無視し、漁業者、関係者との約束を反故にして、強行に進められた海洋放出は、今現在もたくさんの矛盾や理不尽さをそのままに進められてしまっていますが

私たちの反対の声は止まず、差し止め訴訟も起こされています。

 

さて、たった一年前のことですが、みなさん、思い出してください。

いったいなぜ、他の手段ではなく海洋に放出だったのか。

タンクの敷地が足りない、とか安上がりであるとかいう理由も、今や、根拠を失ってきています。取り出したデブリの置き場が必要だから、という理由も、現在の実態を見ればとてもあり得ない理由ではないでしょうか。

そして流されているものにはトリチウムだけではなくストロンチウムや、炭素14などの放射性物質が残っていると言われています。トリチウムの危険性だって、きちんと説明はされていません。

 一方でとても心配なのは、何度か作業員が被曝する様な事故が起きているということです。

つい最近もデブリをほんの数グラム取り出すという作業の現場でミスが起こり中断されました。廃炉に欠かせないとされるデブリの取り出しはのっけからつまづいた様子ですが、

その現場の状況や背景など、詳しいところは明らかにならないままです。

 あまりの高線量のために短時間づつ交代で行わねばならない作業、昨年から何度か続いている事故は、根本的にこの様な困難さを作業員に強いる状態で行われているのです。

それが改善されない限りまた続いていくかもしれません。

 復興のためには廃炉が欠かせない、そのためにデブリの取り出しが必要という言葉を繰り返し、それを納得しろ、とばかり何度も私たちは聞かされています。

 しかしその様に危険なデブリの取り出しは本当に可能なのでしょうか、

取り出した後どうするのでしょうか。

廃炉の最終形は語られないまま、闇雲に進めている様にしか見えません。

 地元では、魚屋さんが減りスーパーの売り場には他の県で採れた魚が並んでいます。

事故から13年半も経ち、大きな痛手を受け続けながらも、漁業を続けたい、海洋放出に反対を続けていくと話す、地元漁業の現場は重い疲労感が漂っている様に見えます。

 海洋放出1年にあたる、この824日には岸田総理が地元いわきにやってきて、うまいうまいとお刺身を食べ、県魚連の会長に向かって、海洋放出の件は最後まで責任を持つと話したりしています。 

 常磐沖は元々本当に美味しい魚が取れる豊かな漁場なのです。

事故前のように素直にうまいと言えない暮らしを住民に押し付けておいて、いったい何を言ってるんだろう、と思います。

放出1年後の今年、心配したほど魚の売り上げに影響がなかった、だから海洋放出は問題ないことだ、という様に論点をずらした形で発表され、そのままテレビや新聞で報道されて一般の人たちに届き、海洋放出は問題ない、という世論が作られていきます。

現場で作業員事故が何度起きていても、海洋放出は問題ないとして突き進む、どんなに大きな地震が起きても、原発の再稼働を着々と進める、老朽化した原発を使い続ける、核のゴミ捨て場は見つからないまま原発政策を復活させる。

南海トラフの巨大地震に対して備えましょう、といいながら、そこにある原発は大丈夫なのかという国民の心配についての情報は出さない、

 そのように一貫して国と東電のとてもいびつなやり方が通ってしまってると思います。

 人々の平穏な暮らしやその命をさしおいても、進めたいものがある、ということが

とても象徴的に現れています

このやり方で、得をするのは誰なの、という疑問もいつもついて回ります。

もしも放射能の影響が実際に現れる、その様なことになったら、取り返しがつかない、と地元の漁業者も一般の生活者も本当に怯えていますが、その点について触れられることもほとんどありません。

 太平洋でつながる島国をはじめ、多くの外国から反対のメッセージも届いています。

そこで共通して言われるのは日本政府、東電の出す情報、説明が不足しているということです。

過酷な原発事故を起こしておいて、さらに事故に由来する放射能を含む水を意図的に、世界中に振り撒いてしまう。それについての十分な説明も、人々の了解も無く、放出を始めてしまったのです。全くあり得ないことです。

海は一体、誰のものでしょう。漁業者だけのものでもない、国や東電のものでもない、まして人間だけのものでもないのです。

私たちが心配していることは、将来にわたる放射能の影響であり、地球環境をこれ以上放射能で汚染させたくない、ということです。

どうか、なんとしても立ち止まってほしい、一刻も早くこの放出をやめてほしい。

私たちの願いは変わらず、できる限りの声を上げ続けていきたいと思っています。

2024年9月16日月曜日

動画を公開!【ALPS処理汚染水放出開始から1年― テニアン島元議員 ワニータ・メンディオラさんに聴く 太平洋からの声】


<動画> ぜひ、ご覧ください!

https://youtu.be/kBhaVcu2dWY


 9月2日、ワニータ・メンディオラさん(テニアン島元議員、日本の南隣の北マリアナ諸島)から、たいへん重要なお話をお聞きしました。

テニアン島は、日本と歴史的に深いつながりがあり、核の危険にさらされてきた島です。

ワニータさんは、汚染水の海洋投棄は、「破滅的かつ不可逆的であり、日本の海洋境界線をはるかに超えて、私たちアジア太平洋地域社会が食料、健康、そして一般的な幸福のために依存しているデリケートな生態系や貴重な資源に影響を及ぼす」と強く批判されました。


また、ワニ―タさんの父は、日本政府の低レベル放射性廃棄物の海洋投棄計画に対する反対の声をあげ、日本にも招かれていたこと、当時の日本政府は海洋投棄の計画を断念したことなど述べられました。


ぜひ、ワニータさんのお話をお聞きください。

(概要欄に貴重な資料を掲載しています)