2023年7月25日火曜日

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福島県の相馬双葉漁協組合長「賛成するわけにはいかない」 意見交換会で改めて表明 処理水海洋放出

東京電力福島第1原発の放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出計画を巡り、相馬双葉漁協は18日、国や東電との意見交換会を福島県相馬市で開いた。今野智光組合長は冒頭あいさつで「廃炉を進めるために海洋放出は避けて通れないと理解するが、賛成するわけにはいかない」として改めて反対の立場を表明した。出席した漁業関係者からは、科学的安全は理解されても社会的安心が醸成されない限り、新たな風評被害につながるとの懸念の声が相次いだ。19日はいわき市の漁業関係者向けに同様の意見交換会が開かれる。
 国際原子力機関(IAEA)による包括報告書の公表後、国や東電が一般の漁業者を対象とした意見交換会に臨むのは初めて。相馬双葉漁協の関係者ら約210人が臨み、報道陣に公開された。今野組合長は冒頭、IAEAによる「放出計画は国際基準に合致する」との包括報告書、原子力規制委員会による使用前検査の「合格」などに触れ、「外堀を埋められたような感じだが、地元漁業者として放出に賛成するわけにはいかない」と明言した。県漁連の野崎哲会長は冒頭あいさつで海洋放出に反対の姿勢を明確にし、「被災者として怒る権利はあるが、理性的に前を向いて進んでいきたい」と述べた。
 福島第1原発の廃炉完了まで30~40年かかるとされる中、出席者は「漁師の息子が生活していけるか不安しかない。多くの後継者が安心して漁業に従事できるように国が責任を持って対応すると確約してほしい」と求めた。別の漁業関係者は、政府が風評被害対策や漁業継続支援などに使うために確保した計800億円の基金について「数字が独り歩きし、福島の漁業者がまたお金をもらえると思われる。それも風評になる」と指摘した。「既に風評被害は起きている」などと怒声が飛び、野崎会長が割って入る一幕もあった。
 政府が夏ごろとする放出開始に向けた準備は大詰めを迎えており、岸田文雄首相は今月中にも全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と面会する方針。出席者からは「慌てずに一度立ち止まり、納得を得た上で判断すべき」との意見も出た。政府と東電は2015(平成27)年、県漁連に「関係者の理解なしには(処理水の)いかなる処分もしない」と約束している。

2023年7月19日水曜日

原子力市民委員会の【見解】

 2023年7月18日

(更新版 2023年7月19日)

見解: IAEA 包括報告書はALPS 処理汚染水の
海洋放出の「科学的根拠」とはならない
海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである

  原子力市民委員会
       座  長:大島堅一  
       委  員:後藤政志 清水奈名子             

            茅野恒秀 松久保肇

            武藤類子 吉田明子

 
【主な内容】
● IAEA包括報告書は、事故炉からの放出であることの重大性に関する認識が不足している。
● IAEAのレビューは、現実の海洋放出の安全性を保証するものではない。
● 海洋放出は、IAEA安全基準のうち、少なくとも1)「正当化(justification)」、
  2)「幅広い関係者との意見交換」に適合していない。
● 福島第一原発の事故処理プロセスの全面的な見直しが必要である。強引な海洋放出は、
  福島第一原発の事故処理や被害回復の妨げになる。
● 海洋放出を伴わない実現可能な代替案はすでに提案されている。海洋放出を中止した上で、
  代替案の実施を検討するべきである。

詳しくは下記から

■原子力市民委員会  http://www.ccnejapan.com/?p=13899

■報告書(PDF版)

http://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/07/20230718_CCNE_kenkai_final_0719.pdf



2023年7月18日火曜日

7月17日郡山、「国と東電と市民の意見交換会」の報告


7月17日夜、「国・東電と市民の説明意見交換会を郡山で開く会」主催で、「国と東電と市民の意見交換会」が開かれました。


意見交換会は、市民側が処理水の放出計画について広く県民に説明すべきだとして、度重なる要請で、開かれました。国と東京電力、郡山市民などおよそ80人が参加しました。県内からは南相馬市や喜多方市など14市町村からの参加がありました。

また、千葉、東京、埼玉、宮城から駆け付けた方もいて、汚染水の海洋投棄問題への関心の高さが伺えました。

参加した人からは「海洋放出について県民との信頼関係が損なわれている」「全国で説明会を開くべきだ」といった意見や、質問が相次ぎました。

■動画

●テレビユー福島(TUF)

「県民との信頼関係が損なわれている」処理水海洋放出めぐり国・東京電力と意見交換会 福島

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/608578?display=1&fbclid=IwAR2vNoQuLDZYng_9o3oUTH9p-87EOlhNsVGF3vY39ETpQkAc2iIVHoowN40


テレビユー福島(TUF)

この期に及んでも変わらない他人事の内堀知事

「政府の信頼関係構築が重要」処理水放出、漁業者との“約束”めぐり内堀知事「今後の対応注視」 

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/608523?display=1


 






7月17日 海の日アクションの報告

 


「海の日」の7月17日に、「海の日アクション2023 汚染水を海に流すな!~海といのちを守るパレード~」が福島県いわき市小名浜のアクアマリンパークで行われました。

福島の市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」(織田千代、佐藤和良共同代表)と「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」の共催で、約300人が参加しました。

政府が海洋放出方針を決定してから2年。私たちは、学習会、講演会、経済産業省と東電との「意見交換会」や要請行動を何回も行い、署名活動やハガキ作戦など、反対の声をあげ続けてきました。

国と東電は来月にも海洋放出を強行しようとしています。
私たちは、これ以上海を汚すな!と訴えます!


■動画をYoutubeにアップしました。


●テレビユーふくしま

「福島第一原発の処理水放出に反対 市民団体がパレードで意思表示」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1cef1fd3393ce09c479b1fb39135a9d242a694c5

 

●東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/263739?fbclid=IwAR3j29FL9fKJZ04jtyUKg13XEvGRe-jV_LacZmDmy6e5DBxKFf7R1l-MHMs


●民の声新聞

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-733.html

 

2023年7月12日水曜日

海の日アクション2023 海といのちを守るパレード

 



*チラシ ←こちらから

  海の日アクション2023 汚染水を海に流すな!
   ~海といのちを守るパレード~

(日時) 2023年7月17日(月・祝)13:20~15:50

(場所)  いわき市小名浜アクアマリンパーク (雨天時:小名浜魚市場会議室)

      @参加費無料

(プログラム)

13:20 開会

      海を想うアトラクション

       ・フォークソング いわき雑魚塾

       ・和太鼓 みや誠承太鼓

13:50 主催者あいさつ

13:55 漁業者・専門家のゲストトーク

      ・柳井孝之さん(小名浜機船底曳網漁業協同組合専務理事)

      ・鈴木譲さん(東京大学名誉教授[魚類免疫学・遺伝育種学])

14:15 市民のリレートーク

15:00 閉会のあいさつ

15:10 海といのちを守るパレード

15:50 終了・流れ解散


★熱中症対策のお願い

イベント当日は、気温が非常に高くなることが予想されます。帽子や日傘の使用、こまめな水分補給など、熱中症にならないよう事前の予防対策をお願いいたします。


<アクセス>

アクアマリンパーク  (いわき市小名浜辰巳町地内)

[JR泉駅前からバス]

イオンモールいわき小名浜停留所まで15分

 *11:40発→11:55着

   *12:40発→ 12:55着


■[JRいわき駅前からバス]

イオンモールいわき小名浜停留所まで35分

 *11:20発→11:54着

 *12:20発→12:58着

イオンモールいわき小名浜停留所から徒歩5分

★アクアマリンパーク






2023年7月9日日曜日

会津地方での住民説明・意見交換会の報道

 


 7月6日夕刻、汚染水「ALPS処理水」の海洋放出問題について、政府と東京電力が、会津地方で住民民説明・意見交換会を開催しました。

(会津若松市・會津稽古堂多目的ホールにて)

動画と報道をまとめました。

<動画>

■2023/07/07 はっぴーあいらんどネットワーク
https://www.youtube.com/watch?v=NF1Ko6hWPsc


<報道>
■2023/07/07 ウネリウネラ
https://uneriunera.com/2023/07/07/osensui-5/

■東京新聞