<動画前編> https://youtu.be/__QZCtjYVAk
00:00 開会
01:06 開会のあいさつ
05:04 水石太鼓 響(和太鼓演奏)
25:05 柳内孝之さん(小名浜機船底曳網漁業協同組合 専務理事)
33:20 佐藤智子さん(南相馬市 これ以上海を汚すな!市民会議)
36:16 千葉親子さん(甲状腺支援グループ あじさいの会 共同代表)
39:27 今野寿美雄さんのメッセージ(子ども脱被ばく裁判原告代表)
41:54 大河原さきさん(ALPS処理汚染水差止訴訟原告)
46:51 いわき雑魚塾(フォークソング)
<動画後編> https://youtu.be/9VetcTn1aYc
00:38 井上年弘さん(さようなら原発1000万人アクション実行委員会)
05:22 魚住道郎さん(東海第二原発運転差止訴訟原告、ALPS処理汚染水差止訴訟原告)
12:08 福井ともきさん(文化人類学者)
15:05 原伸雄さんのメッセージ(女川原発の避難計画を考える会)
17:13 満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan理事)
18:12 鈴木譲さん(東京大学名誉教授)
23:04 イサジ式(フォーク者、フォークソング)
39:33 パレード
<風のたより―佐藤和良ブログ 2025年 07月 21日より>
7月21日は海の日。
午後1時すぎ、いわき市小名浜で、海の日アクション2025~海といのちを守るつどい~が、これ以上海を汚すな!市民会議の主催で開かれました。
炎天下、浜風が吹き抜けるアクアマリンパークに、大漁旗がたなびき、市民会議のバナーが飾られる中、テントが張られました。
まず、主催者を代表して、「2023年のALPS処理汚染水海洋投棄から2年がたちますが、ふるさとの海、日本の海、世界の海を放射能でこれ以上汚したくないという声は止みません!海の日に、今を生きる私たちが心をひとつにしてきれいな海を残したい!と声をあげます」と織田千代さんがあいさつしてスタート。
いわき市三和町の大人と子ども混成の勇壮な水石太鼓の力強いオープニング演奏に続いて、福島県内から、小名浜機船底曳網漁業協同組合の柳井孝之さんが原発事故後の水産業とALPS処理水海洋放出をめぐり、政府の『関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない』という約束と漁業者の取り組みなどを報告、南相馬市の佐藤智子さんと会津坂下町の千葉親子さんのお話、三春町の大河原さきさんは韓国済州島訪問と海女さんたちとの交流の話など、次々とリレートーク。
いわき市のフォークグループ「いわき雑魚塾」の原発事故と海を歌い上げる演奏を挟んで、県外から、さようなら原発1000万人アクション実行委員会の井上年弘さん、東海第二原発運転差止訴訟・ALPS処理汚染水差止訴訟の原告・魚住道郎さん、福井ともきさん、女川原発の避難計画を考える会代表の原伸雄さん(メッセージ代読)、NGO国際環境団体FoE Japanの満田夏花さん、東京大学名誉教授の鈴木譲さんが、活動や取り組み、寄せる思いなどを次々とリレートーク。
最後に、小名浜生まれのフォークシンガー、フォーク者・イサジ式が「そこは遠いところ」「水は誰のもの土は誰のもの 」「パレード」などを歌いあげ、参加者を魅了しました。
15時過ぎ、小名浜魚市場を起点にパレードがスタート。「汚染水流すな!漁業を守れ!」「海を汚すな!子供を守れ!」「原発いらない!未来を守れ!」と元気いっぱいにコールをし、信号付近やアクアマリン近くでは人々にアピールしながらアクアマリンパークを一周しました。途中では、一緒にコールしたり、頑張れと声をかける若者もいて、海といのちを守る波動が共感を呼び伝わって行きました。
*海の日アクション。
・・<福井ともきさんからのメッセージ>・・
汚染された自然と連帯するとは どういうことなのでしょうか。
3.11に恐ろしく無残な力を見せつけた太平洋を背後にそれを考えたいと思います
この海が持つ歴史、この海が持つ記憶に耳を傾けてみましょう。
1980年代に日本がマリアナ諸島近辺に核廃棄物を捨てようとした歴史
マーシャル諸島で行われた核兵器実験。
日本帝国の軍艦が侵略と虐殺をするために渡った海放射性物質と一緒に
海流を泳ぎ続けてきた魚たち
この海から来る潮風を呼吸で吸い込むたびに、
私たちはそれに含まれるトリチウムと一緒に被ばくしながらその歴史を肺に収めています。
その現状に抵抗するために今日、集まりました。
あったことはなかったことにはなりません。
例え侵略を行ってきた人々が、国が、企業が、自分たちが何を犯してきたのかを
忘れたとしても、
海は、山は、土は、獣たちは一生忘れません。
私たちはその被ばくした海の子孫であり 海と一緒にその歴史の教訓を継承していく
自然の一部であると思います
だからめげないでください
自分は何の跡も残さずこの世から消えていくんだと思わないでください
必死に動いてきた跡はちゃんと、継承という海流の中に流れています
今、社会は絶望的です
でも海も大地も被ばくさせられても
私たちの抵抗を、私たちの命を支えようと頑張っています
私たちもそのように動き続ける自然を守らなければなりません
自然は人間よりずっと強く、ずっと愛情も深く私たちはその中で恐れと感謝を感じながら
被害を受けてきた自然の動き方、その流れに戻ることによって
命を守る勢力になっていけます。