2023年7月18日
(更新版 2023年7月19日)
見解: IAEA 包括報告書はALPS 処理汚染水の
海洋放出の「科学的根拠」とはならない
海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである
原子力市民委員会
座 長:大島堅一
委 員:後藤政志 清水奈名子
茅野恒秀 松久保肇
武藤類子 吉田明子
【主な内容】
● IAEA包括報告書は、事故炉からの放出であることの重大性に関する認識が不足している。
● IAEAのレビューは、現実の海洋放出の安全性を保証するものではない。
● 海洋放出は、IAEA安全基準のうち、少なくとも1)「正当化(justification)」、
2)「幅広い関係者との意見交換」に適合していない。
● 福島第一原発の事故処理プロセスの全面的な見直しが必要である。強引な海洋放出は、
福島第一原発の事故処理や被害回復の妨げになる。
● 海洋放出を伴わない実現可能な代替案はすでに提案されている。海洋放出を中止した上で、
代替案の実施を検討するべきである。
詳しくは下記から
■原子力市民委員会 http://www.ccnejapan.com/?p=13899
■報告書(PDF版)
http://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/07/20230718_CCNE_kenkai_final_0719.pdf