放射能汚染水の海洋投棄後、初めてとなる「これ海学習会」です。
ぜひご参加ください!
放射能汚染水の海洋投棄後、初めてとなる「これ海学習会」です。
ぜひご参加ください!
「ICRP2023東京」への“対抗イベント”として、
11/3日~4日 「放射線防護の民主化フォーラム 2023-2030」が開催されます。
とても学べるフォーラムだと思いますので、ご案内します。
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福島第一原発事故後の放射線防護における最大の問題は、
市民の人権や意向を無視した方策がとられてきたことにあります。
放射線の影響から身を守る「放射線防護」の基準のもととなるICRP(国際放射線防護委員会)の
基本勧告が2030年頃に向けて改訂される予定です。
市民を重視した放射線防護を実現するための長期的な取り組み体制づくりの第一歩として下記のフォーラムを企画しました。
会場は福島市内ですが、zoomでもつなぎます。ぜひご参加ならびに周知にご協力いただけると幸いです。
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「 放射線防護の民主化フォーラム 2023-2030 」
with 飛田晋秀写真展、減思力展、原子力災害考証館furusato
―福島の経験を共有し、放射線の影響からの‟身の守り方”を市民の視点で問い直すー
http://www.ccnejapan.com/?p=14287
開催のお知らせ
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★「開催の経緯と趣旨」はこちらから
http://www.ccnejapan.com/?p=14386
★ チラシをダウンロードできます
http://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/10/20231103-04_forum_flyer.pdf
■日 時:2023年11月 3日(金・祝)~4日(土)
■会 場:福島テルサ「3階」+zoomによるハイブリッド開催
地図:http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/access.html
■申込方法: 下記のリンクから、お申込みください。
〇報告会場の参加登録 【申し込み締切:10/27(金)】(定員を超えた場合、お断りする場合があります。あらかじめご容赦ください)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScc2iRpgUW_I0YrB2Snvnjc2zf2dV2FQqNxhbHGBJ9bb4xxGA/viewform
〇Zoomの参加登録(定員1000名、登録いただければアドレスが返送されます)
https://keio-univ.zoom.us/webinar/register/WN_s1DBFHMsQS6caZ5uPRfrwQ
〇展示会場(同じく福島テルサ「3階」): 登録なしでご自由にご覧いただけます。
■参加費:無料
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■報告会場の【(暫定)プログラム】※団体アピールは調整中です。報告タイトル含む確定版は後日公開します。
≪11月3日(金・祝)≫
[13:00-14:25] 福島の経験を共有する/ICRP146の問題(1)
●全体の趣旨
濱岡豊(慶應義塾大学教授、CCNE福島原発事故部会)
●福島事故被災者の視点から
武藤類子(福島原発告訴団団長、CCNE委員)
島明美(伊達市民、現市議会議員)
八巻俊憲(元福島県立田村高校理科教員、CCNE福島原発事故部会)
明智礼華(原発賠償京都訴訟団、CCNE事務局)
市村高志(Tomioka. Connection. Fellowship 共同代表、CCNE福島原発事故部会)
[14:35-15:30] <展示の趣旨と団体アピール>
・後藤 忍(福島大学教授、CCNE福島原発事故部会)「減思力展示について」
・飛田晋秀(写真家)「福島の記憶 3.11で止まった町」
・原子力災害考証館furusato
・郷田みほ「市民立法「チェルノブイリ法日本版」を作る郡山の会(しゃがの会)」代表
・福島敦子「原発賠償京都訴訟・原告団」共同代表
・(調整中)紺野則夫「福島原発事故被害から健康と暮らしを守る会」他
[15:45-16:40] 福島の経験を共有する/ICRP146の問題(2)
●近隣県から
清水奈名子(宇都宮大学教授、CCNE委員)
●全体Q&A、プレ企画に寄せられた質問・コメントの紹介
濱岡豊(慶應義塾大学教授)
[17:00-18:40] UNSCEAR福島報告書の問題点(1)
●総論
本行忠志(大阪大学名誉教授、大阪大学大学院医学系研究科招へい教授、医師)
津田敏秀(岡山大学大学院教授、医師・医学博士)
●線量評価
黒川眞一(高エネルギー加速器研究機構・名誉教授)
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≪ 11月4日(土)≫
[10:00-12:25] UNSCEAR福島報告書の問題点(2)
●甲状腺がんのデータから
加藤総子(理学博士・元短期大学教授)
●甲状腺がん患者の実態
牛山元美(さがみ生協病院内科部長)
崎山比早子(3・11甲状腺がん子ども基金代表理事、CCNEアドバイザー)
●甲状腺以外の健康影響
林敬次(はやし小児科院長・医療問題研究会代表)
●県民健康調査の問題点
種市靖行(医師)
●Q&Aと総括議論
<団体アピール>
・今野寿美雄(「子ども脱被ばく裁判」 原告代表)
・武藤類子「ALPS処理汚染水差止訴訟」事務局
・ビデオメッセージ「311子ども甲状腺がん裁判 弁護団」
<昼休憩>
[13:25-14:35] ICRP新勧告改訂に向けて
●全体像
柿原泰(東京海洋大学教授、市民科学研究室・低線量被曝研究会)
●史的背景と科学的側面
藤岡毅(大阪経済法科大学客員教授)
●市民のための防護
瀬川嘉之(高木学校、市民科学研究室・低線量被曝研究会)
●Q&Aと総括議論
[14:45-16:40] 連帯に向けて
●広島・長崎と
小山美砂 (ジャーナリスト・元毎日新聞記者)
●公害病と
林衛(科学ジャーナリスト・富山大学准教授)
●世代をつなぐ
清水奈名子(宇都宮大学教授)、後藤忍(福島大学教授)
明智礼華(原発賠償京都訴訟団、CCNE事務局)
佐久川恵美(同志社大学都市研究センター研究員)
●Q&A
●全体まとめと今後に向けて
清水奈名子(宇都宮大学教授、CCNE委員)
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展示会場 11月3日(金・祝)13:00-19:00 および11月4日(土)10:00-15:30頃まで
(登録不要、自由にご覧ください。)
●飛田晋秀「(写真展)福島の記憶 3.11で止まった町」
●福島大学共生システム理工学類環境計画研究室(後藤忍教授)
「減思力(げんしりょく)」の教訓を学ぶためのパネル展
——福島第一原発事故前後の原子力・放射線教材等の記録」
●原子力災害考証館furusato
■主 催:慶應義塾大学商学部・濱岡研究室
■共 催:原子力市民委員会(CCNE)、市民科学研究室・低線量被曝研究会、
科研費プロジェクト「放射線防護体系に関する科学史・科学論的研究から市民的観点による再構築へ」、
福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会、富山大学科学コミュニケーション研究室
■問い合せ先:原子力市民委員会
TEL: 03-6709-8083 E-mail: email◎ccnejapan.com(◎を@に変えてください)
詳しくは→ ALPS処理汚染水の差し止め訴訟ホームページ
東京電力ホールディングスは8月24日、福島第一原子力発電所にたまっている「ALPS」(多核種除去設備)で処理した水の海洋放出に踏み切った。これに対し、海洋放出に反対する漁業者や一般市民約150人が9月8日、福島地方裁判所に海洋放出の差し止めや国による認可処分の取り消しを求めて提訴した。原告弁護団共同代表の海渡雄一弁護士に、訴訟の意義や見通しについて聞いた。 【写真】海渡雄一弁護士 ――提訴の狙いについて教えて下さい。 原告である漁業者や市民は福島第一原発の事故で大変な被害を被った。そのうえに今回の「ALPS処理汚染水」の海洋放出によって、「二重の被害」を受けることになる。しかも今回の被害は国や東電の故意によるもので、新たな加害行為だ。訴状では「二重の加害による権利侵害は絶対に容認できないとの怒りを持って提訴する」と書いた。
国は、ALPS処理汚染水を薄めて基準値以下にすれば海に流してもいいと主張しているが、間違った考え方だ。そもそも危険性のあるものは環境から隔離しておくことが安全対策の基本だ。そうした間違った行為を何としてでもやめさせたいと考えて、差し止め訴訟に踏み切った。 ■第2次提訴で原告の数は大幅増へ ――提訴までのいきさつは。 私は東電の刑事裁判や株主代表訴訟、福島県飯舘村の集団ADRなどを通じ、福島の方々とたくさんの縁がある。政府が方針を決定した2年ほど前から、海洋放出を何とか止めたいという多くの市民の声を聞いてきた。ただし、直接の被害を受ける漁業者が原告に加わらずに、一般市民だけで裁判を戦い抜くことは困難だろうと内心では考えていた。そこに今回、原告になりたいという漁業者が出てきたことで、提訴の条件が整った。
海洋放出実施前日の8月23日に記者会見をし、9月8日に提訴に踏み切った。第1次提訴の原告は約150人。10月末頃をメドに第2次提訴を行うべく、10月10日を締切日として原告の追加募集をしている。今後、原告の数は大幅に増えると見ている。 ――原告のうち、漁業者の事情はどのようなものでしょうか。 国や東電は、「関係者の理解なしに海洋放出はしない」という福島県漁業協同組合連合会との約束を破った。このことの責任は重い。原告にならなかった漁業者も、心の内では提訴した漁業者を応援していると思う。
続きは→ 東洋経済オンライン記事から
ALPS処理水の海洋放出の中止を求める意見書
漁業関係者をはじめとする多くの人々が反対しているALPS処理水の海洋放出を、8月22日、政府は「廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議」及び「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議」において、東京電力に対して、速やかにALPS処理水の海洋放出開始に向けた準備を進めるよう求めることを決定し、東京電力は政府の求めに応じて8月24日に海洋放出を開始した。
これらの行為は、これまで「漁業者をはじめ、関係者への丁寧な説明等必要な取組を行うこととしており、こうしたプロセスや関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留いたします。」としていたことに反しており、はなはだ遺憾である。
漁業関係者をはじめとする国民に対して、丁寧な説明と理解の醸成を図らなければならない。そして、十分に議論を尽くしたものでなければならない。
政府は、東京電力に対して求めた海洋放出の指示を直ちに撤回をすることを強く求める。
令和5年9月22日
経済産業大臣 西村 康稔 様
環境大臣 伊藤信太郎 様
復興大臣 土屋 品子 様
原子力規制委員会委員長 山中 伸介 様
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ALPS処理水の海洋放出の中止を求める要求書
漁業関係者をはじめとする多くの人々が反対しているALPS処理水の海洋放出を、8月22日、政府は「廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議」及び「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議」において、東京電力に対して、速やかにALPS処理水の海洋放出開始に向けた準備を進めるよう求めることを決定し、東京電力は政府の求めに応じて8月24日に海洋放出を開始した。
これらの行為は、これまで「漁業者をはじめ、関係者への丁寧な説明等必要な取組を行うこととしており、こうしたプロセスや関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留いたします。」としていたことに反しており、はなはだ遺憾である。
漁業関係者をはじめとする国民に対して、丁寧な説明と理解の醸成を図らなければならない。そして、十分に議論を尽くしたものでなければならない。東京電力には、速やかにALPS処理水の海洋放出を中止することを強く求める。
令和5年9月22日
取締役
代表執行役社長 小早川智明 様
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(福島民友記事 2023.9.23)
*転載:ドイツ連邦環境大臣レムケさんとの懇談 : 風のたよりー佐藤かずよし (exblog.jp)
岩波書店「世界」8月号(2023年7月8日発売)に、ドイツ連邦環境大臣シュテフィ・レムケ氏のインタビュー記事が掲載されました。